車のキズの修理は自分でできる!写真を追って易しく解説しました
2019/05/09
車を運転していてちょっとおおちゃくしてコーナーを内回りした際、”ガリガリ”って鈍い音。。。。
降りてみてみると縁石に擦った跡が・・・汗
あの時もうちょっと慎重に運転していれば。。。
しかし、時間は戻りません。
やってしまったことは現実!!
さて、こんな経験をされた方は多いはずですよね!
こんな時みなさんならどうします?
専門の業者さんにお願いする!
仕上がりはきれい、でも時間と結構な費用が必要になりますよね。
てなことで、今回わたしは自分でこすりキズの修理にチャレンジしてみました。
準備を万端にして、やる気だけあれば意外と簡単なものですよ。
準備するもの
もっとも重要なのは、自分の車の色に合ったペイントを準備することです!!
まさか、青い車に赤いペイントしてキズを隠すわけにはいきませんよね。。。
キズついた部分のサビなどをおとすため、粗いものを
凹みを埋めた際使用するパテ(粘土のようなもの)を滑らかにするための中程度のもの
下塗りの面を平らにする細目のもの
今回わたしが使用したサンドペーパーは、150番(粗目),320番(中目),600番(細目),1000番(極細目)がセットになっているものを購入しました。
・ペイント類
先にも書きましたが、自分の車の色に合うものを準備しましょう。
しかし、カー用品売り場に行くと同じような色のペイントがズラリ・・・
先ず自分の車のカラーナンバーを知ったうえでペイントを購入しましょう。
ちなみにカラーナンバーは、ほとんどボンネットを開くと刻印等されたプレートがあるはずです。
今回修理した車のカラーナンバーは ZKS というナンバーです。
・パテ(必要に応じ!)
ボディーに凹みが無い場合は必要ありません。
しかし、大概は若干なりとも凹みを生じているはずです。
キズの状況をよく確認して必要な場合、準備しましょう。
今回の場合、凹みを確認したのでパテを使用しました。
深い凹みには、厚塗りのパテを使い凹んだ部分を埋めます。
凹みが無く引っ搔きキズだけの場合は薄塗りのパテでキズを埋めます。
・コンパウンド
ペイント後塗装面を更に滑らかにするため使います。
・その他
マスキングシートやマスキングテープ。
塗料は結構広い範囲に飛び散ります。塗装しなくてもいい部分を守るためマスキングは必ず行いましょう!
今回は建材用のマスキングシートが余っていたので使用しましたが、マスキングシートが無いようなら新聞紙でもゴミ袋でも構いません。
薄手のゴム手袋・・・
あと、今回わたしは素手で作業しましたが結構手が荒れました。
修理方法
準備品は一部手持ちの物も使用しましたが約8千円で、修理完了に要した時間は約4時間です。
修理工場に依頼したらこの程度のキズでも数万円はかかり、時間も数日程度かかることを思い修理作業をがんばりましょう。
先ず修理する部分を含め周辺を洗って汚れを落としましょう。
汚れたままでは、ペイントしてもきれいな仕上がりにはなりませんよ!!
洗い終わったら、いよいよ修理作業開始です。
ステップ1
- キズの部分のサビやキズの周りの塗装片を粗目の耐水サンドペーパーで削りおとします。
この際、周辺の塗装が削られ地肌が見えてくる部分もありますが、ビビらずしっかりサビなどおとしましょう。
(注意点)
余り大胆にやりすぎ不必要なところまで削らないようにしましょう。
そのためにも最初に「この部分まで!」と分かるように油性のマジックでマーキングしておくことをオススメします。
凹み左側のヒゲのような黒い線がマーキングです。
あとはひたすら粗目の耐水サンドペーパーで削るだけです。
今回は150番のペーパーを使用しました。
ステップ2
-
厚塗りパテは主剤と硬化剤を混ぜ合わせ使用します。
灰色の太目が主剤で、横のオレンジ色のものが硬化剤です。
今回は付属の平型のヘラをこの主剤と硬化剤を混ぜ合わせで、凹んだ部分に少しずつ押し付けるように盛っていきます。
パテが固まるのに気温20℃の場合約1時間かかります。
触りたい気持ちを抑え、じっと固まるのを待ちましょう。
パテが固まったら、中目の耐水サンドペーパーで平らに仕上げていきます。
今回は320番の耐水サンドペーパーを使用しましたが、平らに仕上げるのはかなり苦労しました。
今思えばある程度は粗目の耐水サンドペーパーで削った後に中目の耐水サンドペーパーで仕上げたらよかったと感じました。
しかし、このパテ削りは最後の仕上がりを左右する大切な工程です。
妥協せずしっかりがんばりましょう~~!!
この後に薄塗りパテで細かい穴や段差を埋めていきます。
薄塗りパテも厚塗りパテと同じ要領で、パテを塗って固まるのを待って、細目の耐水サンドペーパーで平らに仕上げていきます。
今回は600番の耐水サンドペーパーを使いました。
下の画像は細目の耐水サンドペーパで仕上げたあとです。
ステップ3
-
さて、下ごしらえができたらいよいよペイントです。
先にも書きましたが塗料は広い範囲に飛び散ります。
ペイントが不要な部分はシート等で覆いましょう。
では、ペイント作業です。
先ずはペイントの付きがよくなるようペイント部分の汚れやワックスを落とすため ⓵シリコンオフ をスプレーします。
シリコンオフをスプレーしたらきれいなタオルで汚れや油分を拭きとりましょう。
次はカラーペイントの前に下塗り剤 ⓶プラサフ をスプレーします。
スプレーは大量に吹き付けるとタレる原因となるため、サッ!サッ!って感じで行いましょう。
プラサフ剤が乾燥するのを待ちましょう。
プラサフ剤が乾燥したら、⓷ボカシ剤 を広い範囲に薄くスプレーします。
その後、ボカシ剤が乾燥する前に ⓸カラーペイント をスプレーします。
(注意点)
塗装する面と距離は15~25cmで、1秒に30cmの移動速度でスプレー!
カラーペイントしたら2~5分待ち、⓹クリアー剤 をスプレーします。
クリアー剤をスプレーすることで、ペイント面のツヤが出ます。
クリアー剤をスプレーした後は、再度 ボカシ剤 をスプレーします。
ボカシ剤をスプレーすることで、カラーペイントやクリアー剤で出来たザラザラした部分が溶け平滑な塗装面が仕上がります。
これでペイント作業は完了です。
乾燥を待って、マスキングシートを取り外しましょう。
ステップ4
-
ペイント作業完了後1週間ほど経過したら、コンパウンド細目で磨き仕上げをかけましょう。
これで、更に表面が平滑となり美しい輝きが出ます。
特別塗装色などのカラースプレーは市販されていません、この場合塗料メーカーに依頼すれば調合してくれます。
わたしのカラーも市販されておらず、ソフト99工房のHPから注文しました。
・スプレーや耐水サンドペーパーの購入は通販を
早く修理したい気持ちはわかります。
今回紹介したスプレーや耐水サンドペーパーなどは身近のカー用品店やホームセンターで入手することが可能ですが、更に安く修理するためには、通販で購入した方が約40%程度お安くなりますよ!
最後にひとこと
いくつもの工程があり面倒くさいと挫折しそうになるかもしれませんが、一度チャレンジしてみれば手順も理解でき意外に簡単に思えるはずです。
先ずは準備品を揃え、手順を確認しながらチャレンジしてみてください!!
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